プロ野球の応援も様々!各球団のスタイルとは
プロ野球の応援も12球団それぞれ個性的なものがあります。定番のトランペット演奏、ウエーブ、ジェット風船などは70年代後半にカープが始めたのがきっかけとされています。
90年代に入ると選手一人一人の応援歌なども誕生しました。阪神タイガースと言えば7回の攻撃に行われるジェット風船や六甲おろしの熱唱が有名です。中日ファンなら燃えよドラゴンズが定番曲となっています。巨人はVIVA GIANTSという歌を歌いながらオレンジタオルを振り回すのがスタイルです。ヤクルトは、東京音頭にビニール傘の応援スタイルがおなじみと言えるでしょう。横浜はエレクトーン調のメロディが独特で、抑えの山崎投手が登場した時のヤスアキコールは名物となっています。
ソフトバンクもジェット風船は有名ですが、メガホンダンスという特徴的なダンスも忘れてはならない応援スタイルです。日本ハムは応援歌の一番最初は演奏、鳴り物一切なしの手拍子とアカペラのみで行うという特徴があります。これは選手にサポーター一人一人の声を届けるという思いが込められているそうです。ロッテは、チャンステーマと呼ばれるものを作った最初の球団とされています。また、他の球団でも見られるようになったタオル回しもロッテファンが最初とされています。虫取り網や紙吹雪というユーモアのある応援も特徴の一つでしょう。
ライオンズは手拍子、トランペット、応援歌の3点セットや外野席を走る応援が有名です。楽天はホームでの試合は鳴り物なく、ビジターではトランペット応援というスタイルになっています。オリックスはタオルダンスが有名です。
メジャーリーガーが日本のプロ野球で活躍できない理由
日本のプロ野球において、どの球団もペナントを制するために外国人助っ人を補強しています。日本プロ野球本塁打記録を更新したウラディミール・バレンティンや2013年に楽天を日本一に導いたケーシー・マギーなど日本で大活躍する外国人助っ人も多いです。しかし、外国人助っ人のなかには野球の最高峰の舞台であるメジャーリーグで実績を残し、期待されながらも、日本でまったく活躍できない外国人助っ人もいます。
なぜ彼らは日本のプロ野球で活躍できないのでしょうか。その理由は日本の野球スタイルと文化に対応できていないことにあります。日本の野球スタイルはメジャーリーガー達にとっては特殊です。例えば、ピッチャーの配球に関してはメジャーとは大きく異なります。
日本ではボールゾーンを多用し、バッターとなかなか勝負をしないことが特徴です。一方、メジャーの配球では勝負は早く、無駄球が少ないのが常識です。また日本のピッチャーは変化球が多く、外国人助っ人のバッターは対応することが難しいのです。またピッチャーに関しては、メジャーとは違う日本のボールの大きさや重さにも対応しなければいけません。そういった日本の野球スタイルに対応できない理由で、早くから日本を去る外国人助っ人もいます。
他にも、野球以外で日本の文化そのものに対応できずに、活躍できないこともあります。2016年に楽天に入団したジョニー・ゴームズもチームメイトとコミュニケーションをとれないという理由から退団しています。言葉が通じないことや食文化の違いなどでストレスを溜めてしまうと、野球のプレーにも影響してきます。外国人助っ人が活躍するためには、メジャーのプライドを捨てて、いかに日本の野球スタイル、文化に対応するかが重要だと言えます。
野球ファンの中には、データ分析をすることが好きな方が多数いることでしょう。
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アメリカのメジャーリーグだけではなく、ブックメーカーには日本プロ野球もあるので参考にするといいでしょう。海外業者が分析した情報なので、いつもとは違う角度からデータをチェックできるので、見ているだけでも楽しいです。
大谷以外にもいた?プロ野球の二刀流の名投手たち
かつて日本ハムファイターズでプレーし、2018年からメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに活躍の場を移した大谷翔平選手は投手と打者の二刀流として活躍してきました。
2018年は投手として4勝しながら22本の本塁打を打ちました。
これまでメジャーでプレーした日本人野手は数十人いますが、メジャーリーグ1年目で20本塁打を記録したのは大谷翔平選手が初めてです。
一方で、日本のプロ野球で2018年に投手が打った本塁打数は6本で、そのうち2本は外国人投手によるものですから、日本人投手の本塁打数は4本に過ぎません。
そもそも、パシフィックリーグは指名打者制を採用しているため、投手がバッターボックスに立つ機会はセントラルリーグとの交流戦くらいしかありません。
つまり、今の日本のプロ野球では日本人投手の本塁打を見ることはめったにできないのですが、昔からそうだったわけではないのです。
日本のプロ野球の投手の通算本塁打数のトップ3は、第3位が米田哲也投手の33本、第2位が別所毅彦投手の35本、第1位が金田正一投手の38本です。米田投手、別所投手はいずれも300勝以上を記録している大投手ですが、打者としても一流の資質を有していたことがわかります。
金田投手は日本プロ野球で唯一400勝を記録している大投手ですが、打者としても一流でした。初本塁打は17歳2か月で打っており、これは今でもプロ野球記録です。また、投手が本業にも関わらず、代打本塁打を2本打っています。
ちなみに、弟の金田留広投手は通算128勝を記録していますが、本塁打を13本打っており、兄弟で51本の本塁打を記録しています。
歴史は繰り返すと言いますので、金田正一投手や大谷翔平選手のような二刀流の選手がまたプロ野球界に現れるかもしれません。